成功するか失敗に終わるかは、開業前の準備で決まる

「あ~、もっとしっかり開業前に準備しておくべきだった」

 

開業後、あっという間に成功していく人もいれば、何年たっても一向に芽が出ない人もいます。

開業後のスタートダッシュに失敗すれば、いずれ資金が尽きて、開業という大きなチャレンジが失敗に終わってしまうかもしれません。

一方で開業後のスタートダッシュに成功する人は、開業前の準備の大切さを知っています。

 

開業後に続いていく果てしなく長い道のりをイメージしています。
1年後、3年後、10年後、それ以降の活躍している自分自身の姿、困難を乗り越えていく過程、その後の成長を開業前から予測するのです。

 

もちろん、イメージした通りに物事が進むとは限りません。予想通りに進むかどうかが問題ではないのです。

遠い未来をしっかり見据えているとき、開業という一つの事象は、単なる通過点という捉え方になります。その考え方が必要なのです。

未来の成功している自身の姿から逆算して開業の準備をしていきましょう。

 

この作業をしてから、今現在、やるべきことを書き出していくと、行動することが山ほど見つかります。

未来を予測してから、今現在の行動を起こすと実際の行動の精度が格段に違ってきます。

 

例えば、夫婦問題についてカウンセリングで扱うケースを取り上げると、同じようなことが起こっています。

結婚をゴールと考えているか、結婚を長い夫婦生活のスタートラインと捉えているか、それによって夫婦関係が良好かどうかがある程度わかります。

ゴール思考だと、結婚後に緊張の糸が緩みます。すると、釣った魚にエサはやらない状態になり、夫婦仲は良好な状態が続かない可能性が高まります。

 

カウンセリングでは、夫婦の未来を想像してもらうことがあります。

例えば、子供が巣立った後、再び夫婦二人の生活をしている未来をイメージします。

 

ゾッとすると答えた夫婦は、非常にまずいわけです。

とても楽しみだと思える夫婦は、未来の自分たちの姿から逆算して、家族や夫婦間において今何をしたらいいかがわかっているのです。

 

このように未来を見据えた上で現在の行動を決めていくと、後々になって後悔することがなくなります。

開業がゴールと捉えていると、開業後に燃え尽きて適切な行動ができないようになってきます。

開業までは、あくまでも助走段階です。スタートラインに立った状態なのです。

遥か先まで見据える長期視点が必ず必要になります。

1年後、3年後、10年後・・・

「このような状況になっている」と予測しておきましょう。

 

あなたは単なる通過点をゴールだと思っていませんか?

 

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