記事投稿を減らしても予約に導ける思考法

 ■心に響く文章作成法

「毎日3記事は投稿しましょう」

あるコンサルタントからこのようにアドバイスを受けた、という人がいます。

 

記事をたくさん書くことで、それだけ多くの人の目に触れるようになります。

記事の数が充実しているサイトは、ネット検索したときに、より上位に表示されるようになるわけです。

 

ですので、13記事を投稿し続けることは、とても有効なのです。有効ですが、私は早々に挫折してしまいました。

単純に、来る日も来る日も、次の記事ネタを探して、それを書き続けることが負担だったからです。

 

そこで、私は量を追うよりも質を重視することにしました。

そして、ここからが重要なのですが、記事の質を高めるために“あること”をしました。

それにより、割と少ない記事投稿で予約がとれるようになったのです。

 

予約が取れるようになった“あること”とは、

 

《クライアントの悩みの段階によって記事の内容を変える》ことです。

 

 

クライアントの悩みの段階って?

 

 

ちょっとわかりづらいと思いますので、具体的に説明していきます。

 

悩みの段階1 悩みがあるが、その悩みに本人は一切気づいていない

悩みの段階2 悩みに気づいているが行動はしていない

悩みの段階3 悩みの解決策を探している

悩みの段階4 悩み解決のための商品やサービスを申し込んでいる

 

「悩みを抱えている」と一口に言っても、深堀すると、それぞれ悩みの段階が違うわけです。

 

同じ記事を見たとしても、1の段階の人と4の段階の人とでは、反応の仕方が変わります。

1の段階の人は、全く無反応なのに、4の段階の人は予約したくなる。

反対に、4の段階の人は無反応なのに、1の段階の人はメルマガに登録する。

このようなことが起こります。

 

具体例をあげましょう。

たとえば、うつ病の方向けに「うつを軽くする方法」といタイトルの記事を書いたとします。

段階1の人は、自分がうつ病だと認識していないので、全く反応しないということになります。

一方、段階2、3、4の人は、うつを認識しているので、反応する可能性が高いです。

 

ただし、記事の内容は、段階2,3,4によって、意識して変えていく必要があります。

 

段階2の人には、行動を起こす必要があることを強調する。じっくり教育して、このまま放っておくことのデメリット、行動を起こすことのメリット。そして、有効な行動はカウンセリングを受けること。このような教育が必要です。

段階3の人は、解決策を探しているので、カウンセリングが有効であることを強調するといいでしょう。

段階4の人は、すでに他のカウンセリングや病院に行っている可能性があります。

ですので、他のカウンセラーや病院との違いを訴えていく内容が有効となります。

 

ここでは、わかりやすく説明するために、うつ病を例にあげました。

うつ病であれば、認識している人も多いですし、すでに治療を始めている人も多いです。

ですので、基本的には、段階3、4の人を狙って記事を書きます

 

悩みがはっきりしていて、なんとかしたい!という度合いが強いもの。そういう悩みや症状は、段階3、4です。

 

悩みが漠然としていて、今すぐなんとかしたいと思わない悩みであれば、段階1、2の可能性があります。

 

《ご自身が扱う悩みや症状がどの段階の人たちが多いのか》を見極めておきましょう。

 

見極めたら、その悩みを抱えている代表的な人を一人、ありありと想像していきます。

その人が目の前にいて、その人の悩みを聞いて、どんな言葉を使い、どんな順番で語ってあげるかを想像しましょう。

 

基本的には、語る順番が記事となります。もちろん、喋り言葉と文章とでは、多少違いがあるので、後で文体は整えていきます。

そうすると、ぶれることなく文章を見込み客に届けることができるのです。

 

一番気をつけたいのは、やみくもに記事を書いてしまい、どの段階の人にも響かないことです。どんなにたくさん記事を書いても、反応がないということになります。

 

ですので、記事数が少なくなってでも、見込み客に反応してもらえるような記事の質を考えていきたいところです。