カウンセラーの将来性の明と暗

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「ヤバタさん、今後カウンセラー業界はどうなっていくのでしょうか?」

 

ある1日講習会の懇親会での席で、20年以上カウンセラーをしている人と話す機会がありました。今回は、その時の雑談中の二人の会話をまとめてみました。

 

以前は、国や会社に従っていれば、安心して生きていけました。

国や会社に従って生きていれば、それだけで成長できたので、比較的悩みは少なくシンプルだったのです。

 

今は、国は頼りにならず、会社も安泰ではない。

国や会社に拠り所がなく、一人ひとりに拠り所を求める時代になっています。

 

今までは生きていくための指針を自分以外の他者に求めていたのが、自分で選択し、自分で責任を取りましょう、ということになったのです。

 

これは、何不自由なく過保護に育てられた子供が、20歳になった瞬間、「これからは全部自分で決めなさい」と親から突き放されたようなものです。

 

混乱が起こり、悩みが突き刺さります。

 何かにすがりたい思いが強い人は生きづらい時代です。

一方ですべては自分次第だと思える人は、自由度が高い今の世界はとてもいい時代です。

 

こういった背景があることで、我々カウンセラーが切実に求められるようになっています。今後益々開業カウンセラーが活躍できる時代になるということです。

  

将来性がとても期待できるカウンセラー業界ですが、手放しで喜んでいてはいけません。

 

 ニーズが高まり、活躍できる環境が整ってきたら、今後カウンセラー市場は、有望な市場だということになります。儲かる産業になると、大手企業も参加してくる可能性があります。

そうなると、多くの若者がカウンセラーという職業を今まで以上に選択するようになります。

 

いずれ必ず大競争時代がやってくるということです。

現時点でもある意味競争時代ではあります。カウンセラーを養成する学校は急増中で、資格を持っている人は、とても多い状況です。

ただ、カウンセラーが溢れてはいるけど、開業カウンセラーとしては絶対的に強い存在ではありません。

誤解のないとうにお伝えしておきますが、カウンセラーのスキルのことを言っているのではありません。

 

「開業しても、どうしていいかわからない。集客の方法がわからない」といった

起業家としてのスキルが低い人が多いのが現状です。

 

これが例えば、通販業界、建築業界であれば、集客のレベルが高いです。この業界に新規参入して勝つのは大変です。

こういった業界に比べたら、カウンセラー業界で勝つのは、現時点では難しくないということです。

 

しかし、今後は違ってきます。

カウンセラー市場が有望であれば、いずれカウンセラー業界全体がレベルアップしていくことは間違いないと言えるでしょう。

 

多くの人がカウンセラービジネスを研究し、大手企業が参入してくると、業界全体の集客レベルが格段に上がります。

 

カウンセラースキルは当然ですが、起業家としての集客スキルが身についてないと、生き残れない時代に突入するのです。

 

ただ、繰り返しになりますが、現時点では、カウンセラー業界は起業家レベルがとても低い状態です。とても勝ちやすいわけです。

 集客スキルを今のうちにしっかり身に着けておけば、長きに渡って成功し続けることが可能です。今のうちに成功カウンセラーとしての盤石の体制を整えておきましょう。

 

「カウンセリングがもっと広まっていけば、自分も活躍の場が広がるな」と楽観的に考えて、来るべき大競争時代が近づいているのに何も対策をしていないと、完全に時代の波に飲み込まれてしまいます。

 

あなたは盤石の体制を整えるための準備をしっかりとしていますか?

 

 

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