開業カウンセラーが成功し続けるために必要な軸とは!?

 

「なにをやればカウンセラーとして売れるのか、もうわからないんです・・・」

 

悲壮感を漂わせながら、ご相談に来られた方がいました。

 

毎月少しずつは予約が入っているようです。

もっと売れるために、キャッチコピーをいろいろ変えて、その都度大幅に記事を書き替えたけど、安定して予約が入らない。そういう状況です。

 

気になったのは、やはり最初に感じた悲壮感です。

「この悲壮感の正体はいったい何だろう?」と思いながら、ずっとその方と話し込んでいました。

 

そして、永く売れ続けるために、一番大事なものが欠けているなとわかってきたのです。

それは・・・

 

「自分らしさ」です。

 

「とにかく早く売れたい」という気持ちが強すぎると、焦りが前面に出過ぎて、元々あった自分らしさを見失ってしまいます。

 

自分らしく生きていないと、その人そのものに対して魅力を感じないのです。

その人の魅力がないと、WEBサイトも魅力に欠けてしまいます。

記事を読んでもつまらないものになっています。

 

当然、人が寄ってこない。集客が安定してできないということになります。

 

 

そうならないためにどうしたらいいか?

 

 

《自分がワクワクすること》、あるいは《この世に生を受けて、なんとしても成し遂げたいこと》、をしっかり意識することです。

これは、今回のご相談者だけに言えることではありません。順調に事業が進んでいる人も定期的に思い出していくことが肝心であると考えます。

 

ワクワクと使命感が両立できているのが最強ですね。

 

ただ、いきなりは難しいと思います。

 

ワクワクできるものがすぐに見つかる人はいいのですが、そうではない人も多いです。

その時は、過去を振り返ります。

今まで自分が夢中になったもの、楽しかったもの、好きだったことを思い返しましょう。

「楽しそうに取り組んでいたものはなかったか?」と親や友人に聞いてもいいでしょう。

少し好きかも、でも全然OKです。この辺りは柔軟性が大切です。遠慮なくどんどんハードルを落としていきましょう。

 

使命感に関しては、カウンセラーになりたいと思ったときに、ほとんどの人が芽生えているはずです。

「うつになった人を助けたい」「親子関係で苦しんでいる人をなんとかしてあげたい」といったものです。

その気持ちをもう少し昇格させると、使命感になってきます。

大げさに言うと、「自分はこれを成し遂げるためなら死んでもいい」と思えるものです。

逆に言うと、「自分はこれを成し遂げるまでは死ねない」ということになります。

 

使命感があると、覚悟ができます。「決してあきらめない」という精神軸が定まるのです。

ビジネスとして、生き方として軸が定まります。軸があると、人は少々の困難が降りかかっても動じなくなります。

 

軸がないと、些細なことでも動揺してしまいます。不安が不安を呼びこみます。

すると、取り組む優先順位がわからなくなり、本当はどうでもいいことなのに、なにかしなくてはいけないと焦ってしまいます。

 

反対に軸が定まると、困難が襲ってきても不安が必要以上に高まることはなく、割と早い段階で「まぁ死ぬわけではないな」と開き直ることができます。開き直ると、狭まっていた視野がグンと広がります。視野が広がることで、適切な行動がとれるようになるのです。

 

でも、ここで注意することがあります。

使命感だけでビジネスを進めていくと、まるで主君に忠誠を誓う武士みたいになって、鬼気迫るものが出過ぎてしまう可能性があります。(笑)

「凄い人なんだけど、どこかゆとりがない」という印象がある人がいますよね。

 

私たちカウンセラーは、クライアントの心を和ませることが必要です。なので、ワクワクを感じながら、使命感を持ってビジネスに取り組むことが大切なのです。

 

それが結果的には、クライアントからの支持を得て、売れるカウンセラーになることに通じます。そして、510年、それ以上に永く売れ続ける起業家ということにつながっていくのです。