突然やってくるキャパオーバーを防ぐには

  

「やることが複数あると、何をやっていいかわからなくなる」

「やることが増えてくると、すぐキャパオーバーになってしまう」

 

このような状態になると、

前に進むことができなくなってしまいます。

 

不安や焦りが湧いてくる人も入れば、

イライラが募ってくることもあります。

  

そして、

 

「行動さえできれば、上手くいくはずなのに・・・」

 

最終的には、

「目標はあるけど、行動できない・・・」

という状況に追い込まれていきます。

 

さらには自己嫌悪に浸ってしまうことにもなりかねません。

 

こういったキャパオーバーの事態を未然に防ぐためには

どうしたらいいのか?

 

それは・・・

 

 

 

《全体像を知る》こと。

 

自分の今の目標へ進むための、

ザックリとした全体像を知ることが大切です。

 

ここが細かすぎると、

キャパオーバーになりやすくなります。

 

細かく工程を知ると、

さらに細かいことまで知りたくなるので

キャパオーバーになりやすくなるんです。

 

なので、まずはザックリがいい。

 

「全体像は知っているよ」

という人も、キャパオーバーになってきたと感じたら

何度でも全体像を確認しましょう。

 

そして、全体像の中で

今の自分の現在地を把握しておきます。

 

そこから、少し頑張ればできることを

本日の行動目標にしてそれをやる。

 

行動すべきことが複数あれば、

今やらなくてもいいこと、

考えなくてもいいことは、いったん手放して

優先順位をつけることが必要になります。

 

 

これと似たようなことで

カウンセリングの現場でも

「解決志向ブリーフセラピー」という手法を使います。

 

理想の未来をイメージして、方向性をザックリつかみ、

今できるカンタンな行動をしていくというものです。

 

そして、

そこで様々な失敗を経験して、

未知なる世界に飛び込む不安を抱えながらも

しっかりと行動していく感覚をつかんでいくというものです。

 

失敗って全然問題ないんだな、

すべて成長につながっているんだ。

 

このように捉えられるようになっていけるようにしていきたいところです。

 

 

上手くいっていない時は、

たいてい細かい部分にフォーカスしすぎています。

 

今やらなくてもいい枝葉の部分ばかりに気を取られ、

重要なところが見えなくなってしまいます。

 

これは、カウンセリングでのクライアントもそうですし、

これから起業するカウンセラーにも同様のことが言えます。

 

発言や質問、行動を見ると、

成功する起業家マインドがあるのか、

それが育ってきているか、

少し止まっているか、

まだ育っていないか、ということがわかります。

 

私自身、20代の頃、

「キミは成功しない人だね」と先輩起業家から言われてしまったことがあります。

 

起業家マインドが全然育っていなかったんですよね。

真逆である《雇われマインド》だったので

私の言動ですぐにバレてしまっていたということです。

 

売上を作っていくことには直接関係ない

細かいところを気にしすぎたり、

 

次にやることを事細かく指示してもらわないと

不安で行動できなかったり、

 

動けないことで不満をためこんでしまっていたりと、

 

今考えると、全部雇われマインドだったわけです。

 

その時は恥ずかしい思いをして動揺したのですが、

現時点の自分がわかったことで、

そこから大きく成長するキッカケがつかめました。

 

今の自分が20代の自分に言ってあげたい言葉は、

「人は大きく変われるんだよ!」ということ。

 

大事なことは、

成長する方向へ進んでいるかどうか?

 

自己チェックしてもいいし、

かつての私のように

「こういった質問や考え方、行動って、起業家として成長しています?」

と信頼できる先輩起業家にチェックしてもらってもいいのです。

 

長年染みついた雇われマインドの言動になっていないか、

しっかりチェックするということです。

 

雇われマインドのままであると、

残念ながら起業家としては成長がないんですよね。

 

そして、ここは重要ポイントでもあるにもかかわらず

めちゃくちゃ気づきにくいのがやっかいなところです。

 

 

今回のまとめです。

 

キャパオーバーを防ぐには、

目標に到達するまでの全体像をザックリつかんでおくこと。

 

今やらなくてもいいことを把握して

行動の優先順位をつけること。

 

そして、雇われマインドになっていないかをチェックして、

成長できる方向にもっていくこと。

 

この点を注意していきましょう!