完璧主義だけど成果が出せる人の思考法
「早く成果を出したいです」
第4期安心安定のカウンセラー起業が始まって3週間弱、
早くもクライアントさんを獲得された受講生さんがおられます。
素早く成果を出される方、
あるいは、じっくりと起業準備される方
ペースは人それぞれです。
それは全然構わないのですが
早く成果を出したいのに
一向に作業ペースが上がらないケースがあります。
今回は、完璧主義の傾向を持っているけど
素早く成果が出せる人の思考法をお伝えします。
通常、完璧主義だと
失敗が怖くて行動できない、という人が多いのですが
それでもしっかり成果を出せる人がいます。
完璧主義の傾向があるけど
早く成果が出る人と
全然成果が出ない人の違いは何か?
それは・・・
こうなりたいという思い、ビジョンがあるかどうか、
です。
完璧主義で明確にビジョンがある人は
提案されたものに対して、難色を示すことがあります。
でも、自分が進みたい方向性が明確なので、
活発に話し合いながら素早く正解に近づいていきます。
短時間でクオリティが高いものを作れるので
成果が出るのが早いです。
一方、完璧主義で明確なビジョンがない人も
先ほどと同じく提案されたものに対して、難色を示します。
ただ先ほどと違うのは、
こうしたい!という明確なビジョンがないので、
なんとなく不満、なんとなく違和感がある状態になります。
色々試行錯誤してみるものの、
どれも納得できなくて立ち往生してしまいます。
納得するものが見つかることもあるのですが
少しでも違和感が見つかると、
それを自分自身で拡大させてしまう傾向があります。
その違和感をなんとか鎮めようと
再び納得できるものを探すのですが、
同じ所をぐるぐる回っているだけで一向に前には進んでいません。
私は不安症で完璧主義の傾向があるので
かつての自分を見ているようです。
こういったとき、どうすればいいのか?
まずは、
この悪循環の状態に気づくこと。
そして、《違和感は成長するための大切な感覚である》ということを知る、ことです。
違和感という言葉を不安感で置き換えるとわかりやすいかもしれません。
かつての私は、不安を感じると、
なんとかして湧き起こる不安を鎮めようと必死にもがいていました。
結果、不安を自ら拡大させてしまって、余計に苦しくなる悪循環に陥っていました。
不安を0にしないと前に進めないと思い込んでいたのです。
不安を敵対視してしていたわけですね。
でも、不安は成長するための大切な感覚なのです。
不安を大切にして、成長のために使っていくと、結果として不安は消滅します。
消滅してもまた違う不安は登場します。
それでも不安に適切に対応することで、成長に繋げていくという、
その繰り返しになります。
不安と同じで、違和感も成長するための大切な感覚です。
違和感をなくそうと努力しても、違和感が気になってしまい、逆に拡大してしまいます。
あるいは、偶然にも全く違和感がなくなる時もあります。
ただし、違和感が全くないという状態、
言い換えれば自分にとって心地が良い状態は、成長もありません。
心地よいとそこから抜け出したくなくなりますからね。
違和感は成長に繋げないともったいないです。
そして、明確なビジョンがない人は、数多く良い成功事例を見ることが大切です。
自分がなりたい未来をすでに達成している人が見つかれば、
ザックリとでもいいので方向性が決まってきます。
ザックリとでも方向性が決まって、動き出せばなんらかの成果が出ます。
何はともあれ、なんらかの成果を出すという成功体験は重要です。
成功体験を積むためには、
違和感を持ちつつ3割くらいの仕上がりでもいいのでどんどん先に進むこと。
3割くらいの仕上がりで行動していると、早めに失敗を経験できます。
それを続けていくと、失敗するのが当然という感覚が出てきます。
気軽に失敗できるようになることで、結果的に完璧主義がゆるんできます。
完璧主義がゆるんでいくと、
さらに行動力がついてくるので、成功体験がどんどん増えてきます。
そして、成功体験をもとに
自分の進むべきビジョンがわかってくるようになります。
私自身、こういった経験をつむことで、
完璧主義思考が徐々にゆるんできて、未来のビジョンも育ってきました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。