時間は削っても○○は削るな
「忙しすぎて、何もできなかったです・・・」
コンサルティングのクライアントさんからの報告がありました。
毎週コンサルティングの生徒さんから、進捗状況の報告をしてもらっています。
その報告には、「初めて予約が入った」、「累計売上が300万を超えた」、「月50万を超えた」といった嬉しいこともあります。
あるいは、「チャレンジしたけど、今回は失敗でした」という報告もあります。
上手くいったこと、上手くいかなかったこと、両方重要な報告です。
その一方で、「何も行動できなかった」といった報告もあります。
副業としてカウンセラー起業を果たしている人もいるので、当然本業が忙しい時期があります。
あるいは、プライベートで大変なことが起こり、集客の活動まで手が回らなかったという事態も起こるでしょう。
いろいろなことが降りかかってきますが、ある先輩起業家から言われた言葉があります。
「時間は削っても○○は削るな」という言葉です。
それは・・・
「時間は削っても魂は削るな」
です。
時間的な余裕がなくなってくると、それと連動して心のゆとりまでなくなってきます。
「今までやっていた息抜きのテニスの時間がなくなった」
「好きな本や映画を見る時間がなくなった」
今までの好きな時間が削られて、緊急にやらなくてはいけない時間ばかりが増えてくると、当然ストレスがたまってきます。
ストレスが溜まると、ますます集客に関する活動ができなくなってきます。
集客に関するやるべきことができないことで、「行動できなかった・・・」と、またストレスがたまってくるのです。
私もこのような状況に陥ったことがあります。
本来やるべきことが全くできずに、どうでもいいことや緊急事態に振り回されて、時間を削られてしまう。
その焦りからストレスが溜まりにたまってしまったのです。
そんな時、成果を出し続けている先輩起業家に「日ごろから心のメンテナンスとして続けていることは何か」を訊いたことがあります。
そうすると、すぐにその方は「時間は削っても、魂まで削るなよ」と言って、あることを教えてくれたのです。
それは何かというと・・・
瞑想
です。
この方に限らず、他の先輩起業家も結構多くの起業家が瞑想を好んでやっていることが後になってわかったのです。
本格的に瞑想の手順を教えてくれる人もいれば、自己流にアレンジしている人もいます。
手順を極限まで単純化して毎日数分の瞑想を30年以上続けている人もいました。
それを聞いてから、私も瞑想を習慣にしようと決めたのです。
私は横着な方なので、本格的にやっても長続きしないだろうなというのがあったので、基本的には数分でできてしまう簡易的な瞑想をやっています。
不測の事態が重なって、どんなに時間が削られたとしても、心のメンテナンスだけは続けています。
どんなに眠い時でも、ストレスを放っておいたまま眠るのではなく、数分間の瞑想を行ってから寝るようにしています。
一見、瞑想している時間があったら、早めに眠った方がよさそうな気がしますが、そうではありません。
先輩起業家の言葉で衝撃的だったことがあります。
それは、「1日は朝始まるのではないよ。前の晩の過ごし方からすでに始まっているんだ」ということです。
魂を削ったままで眠ると、神経が立っていて、睡眠の質があきらかに下がってしまうのです。悩みを抱えたまま眠ると、朝の目覚めが悪いということは、多くの方が経験していると思います。
なので、面倒かもしれませんが数分間だけ瞑想をしてから眠りについた方が、翌朝スッキリと目覚められるのです。
そうそう、私の瞑想のやり方をご紹介します。とても簡単です。
携帯やテレビ等、瞑想の邪魔になるものは必ず切ります。
あぐらをかいて座り、やや伏し目がちで、頭上やや後方に意識をもっていきます。後方から若干ですがひっぱられているようなイメージです。そうすると、姿勢がキープできます。
これだけです。
完全に頭が空っぽになる感覚が得られるときもありますが、そうでないときもあります。
そこはあまり気にしていません。
「なんとしても頭を空っぽにしよう」とすると、かえって上手くいかなくなります。頭上やや後方に意識を集中するのみです。
私にとってはこれがやりやすくて快適なのです。
もちろん、色々なやり方がありますので、ご自身の好きなやり方で脳や心のリフレッシュをするといいでしょう。
どんなに忙しくても、1日数分間でもいいので、心のメンテナンスを行うようにしましょう。