開業できるカウンセラー、できないカウンセラーの決定的な違いとは
心理療法の技を身につけた後、比較的早い時期に開業する人がいます。
一方で何年たっても開業に踏み切らない人がいます。そもそも開業する気が全くないのであれば何の問題もありません。
ただ、開業したい気持ちは強いのに身動きがとれない場合は対策を講じる必要があります。開業できる人とできない人は何が違うのか。それを見ていくことにしましょう。
開業できない人にその理由を訊いてみると次のような答えが返ってくることが多いです。
「開業したくても資金がありません」
「忙しくて開業準備の時間がとれないです」
「妻(夫)が開業することに理解してくれないのです」
「カウンセリングする場所が見つかりません」
それはもう、ものの見事に「ない」もの尽くしです。発言している本人には、その自覚がないことも多いようです。
いったん「ない」ものに目を向けてしまうと、ないものばかり目についてしまいます。そして、開業までの道、開業後の道が見えないままでいるのです。
一方で開業する人は今「ある」ものに目が向けられます。開業までの道、開業後の道がハッキリ見えない中でも、今あるものでやり始めます。
あるもの、できることを寄せ集めながらやり続けていくことで、ハッキリと進むべき道が見つかっていくのです。
「ない」ものを探してしまう人の根底にあるのは、「上手くいく確証を得たい」という気持ちがあります。
裏を返せば、上手くいく確証が得られるまでは行動しないことになります。
やり始める前から、確証なんてあるはずがないのです。 あるはずがないものを追い求めているので、いつまで経っても絶対に始めることができません。
そのため、言い訳をすることで心のバランスをとるように自分自身に仕向けているわけです。
「ある」もので始める人は、そもそも「確証が得られるわけない」と思っています。ですので、確証がなくてもとりあえずやってみるのです。言い訳を探す必要がありません。やり続けていく過程で、結果的に上手くいく確証をつかんでいくのです。
あなたは確証がないと行動できない人ですか?
それとも確証がなくても行動できる人ですか?