開業後、短期間で成功するカウンセラーと失敗するカウンセラーの違い
「ヤバタさん、何かお薦めの講座はありませんか?」
このように訊かれることがありました。
詳しく話を聴いてみると、実に様々な講座を受講されているので驚きました。心理療法の講座以外にFacebook運営講座、チラシ作成講座、POP作成講座、WEBサイト作成講座まで、よくこんなに次々と受講できるなと感心するほどです。
今後はセールスライティングの講座や瞑想教室にも通いたいということです。バイテリティや向上心は素晴らしいのですが、最も肝心な本業の売上には直接結びついていないということで悩んでいました。
講座案内のサイトを見ると、「これこそ自分の求めていたものだ」と思い、すぐに申し込んでしまうそうです。このようなセミナージプシーに陥っていると、「木を見て森を見ず」の状態のまま成功の流れに乗ることなく迷走し続けることになります。
一方、短期間で成功する人は、手あたり次第講座を受けることはしません。
まずは、全体像の把握から取り掛かります。本や講座、コンサルタントから全体像を学んでいきます。成功者がどんなことをしたか、どんなスキルが必要か、わかってきます。
次に取り組む順番です。何をするかがわかったとしても、順番を間違うとスムーズに成果が出ません。
成功者が今どんなことをしているかだけを見るのではなく、ゼロから立ち上げたプロセスをしっかり見ていく必要があります。成功している人であっても、最初から成功者だったわけではないからです。
順番がわかっていないと、現時点でどうでもいいことに無駄な労力と資金を注ぎ込むことになりかねません。そして、上手くいかないことに嘆いて、「今回の講座はダメだった。何か画期的な講座はないだろうか?」という誤った解釈や行動をしてしまうことになります。
いったん今の自分から抜け出して、客観的に状況を見るべきです。この講座がダメだったという判断ではなく、自分自身がこの講座を受けるタイミングではなかったと気づくことが大切です。
あなたのことを待っている悩める見込み客が世の中にはたくさんいることを認識してください。こんなところで迷子になっている場合ではないはずです。
しっかりと全体像と順番を把握して、一歩一歩、成功カウンセラーへの階段を登っていきましょう。