無料カウンセリングは是か非か

 ■売上が伸びない原因
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「新規客は、ちらほら来るようになったのですが、1回だけで終わってしまうんです・・・」

 

今回、ご相談に来られたカウンセラーのTさんは半年前に開業したばかりです。

 

Tさんが学ばれたカウンセリング協会の方針で、開業したら無料で最低10人にカウンセリングをして、実戦経験を積むように言われたようです。

 

数か月かけて10人の無料でのカウンセリングを実施したわけですが、リピートしてくれるクライアントはいませんでした。

 初回来られただけで、2回目がない。リピートがないというのは、どう考えても経営が成り立ちません。

 

2回目以降も来てもらえるような仕組みを作っていくことが大切なのですが、このTさんの場合は、無料でカウンセリングをしたがために、余計な弊害が生まれてしまいました。

 

 

 

その弊害とは、無料であるがために、集まるクライアントの質が良くなかったのです。

 無料で集まってくるクライアントは、

 

・無料だから真剣度が低い

・依存度が高い

・無断でキャンセルする

・予約時間を守らない

・本当は高い料金を支払って腕のいいカウンセラーに相談したいけど妥協した

・「話を聞くだけだから無料なのが当然」と思っている

・今回悩みを聞いてもらい、次はまた無料のところに相談にいこうと考えている

 

このような傾向が高いです。

 

私のところにも電話に出ると、間髪入れずにいきなり悩み事を話し始める人がたまにいます。

これは、無料で話を聞いてくれるものと、信じて疑っていないという現れです。

予約が必要なこと、そして有料であることを告げると、これもまた稀なのですが、「人の弱みに付け込んでお金を取るとは・・・」と捨て台詞のように吐き捨てて電話を切られたことがありました。

 

 

無料でカウンセリングを続けていると、

 

・クライアントの依存度が高いので、解決の糸口が全く見つからない

・次回から有料だと告げると、静かに去っていく

・次回から有料だと告げると、文句を言われる

 

このように「このまま自分はカウンセラーとしてやっていけるのだろうか」と自信を失ってしまうのです。

 

本来は、自信をつけるために無料カウンセリングを実施したはずなのに、自信を失うという結果になってしまう可能性があるということです。

 

さらに、無料カウンセリングに慣れてしまうと、有料のカウンセリングにするタイミングが難しくなるのです。

もし、有料にしたとしてもかなり安い価格にしてしまうことにつながります。

 

 

ですので、もし無料で行う時は、上記のようなことがあると、あらかじめ完全に割り切っておくことが大切です。

 

私が個人的にお勧めなのが最初から有料で行うことです。

 

有料で行うことで、

 

・真剣なクライアントが集まる

・依存度が低いクライアントが集まる

・リピートする確立が上がる

・カウンセリングの成功率が上がるので、自信がつく

 

このようなメリットがあります。

 

もちろん、カウンセラー側もクライアントが集まるように、真剣に考えるようになります。

無料だからという油断がカウンセラー側にも心のどこかに出てくるということですね。有料にすることで、その辺りの妥協がなくなってきます。

 

無料、有料。それぞれのメリットデメリットをしっかり把握してから、実行するようにしましょう!

 

 

 

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