カウンセラーが知っておくべき『売れるキャッチコピー』の作り方
「キャッチコピーがなかなか決まりません」
私のコンサル生のほとんどが、ブログやホームページのキャッチコピー作りで、立ち往生してしまいます。
キャッチコピーは、見込み客があなたのブログやホームページを訪れて、真っ先に目にするところです。そして、続きの内容を読むか、去っていくかを判断するところです。
その判断は、2,3秒で決まります。ですので、非常に重要な役割を果たすわけです。
ブログの記事やプロフィールは、少しコツを教えるだけでも書けるようになる人が多いです。ステップメール等の長い文章もしっかり書けています。しかし、短いキャッチコピーになると、とたんに難しくなるのです。
なぜでしょうか?
それは、『あなた独自の強みを一言で表す』必要があるからです。
長い文章であれば、あなたの強みを順番にじっくりと語ることができます。箇条書きで複数の強みを端的に表すこともできます。
ただ、キャッチコピーは長い文章では表せません。複数ある強みの中で、一番の強みを発見しなくてはいけないわけです。
言い換えれば『見込み客にとって、あなたが魅力的に映る言葉』を発見することです。
ここがとても大事なポイントになります。
自分にとっての強みではなく、見込み客にとって魅力的かどうかが重要なのです。
コンサル生に強みを聞いても、たいていは見込み客にとっては、たいして魅力的に映らない強みを言ってきます。独りよがりではいけません。
もちろん、見込み客のことも考えながら強みを出しているわけですが、どうしても独りよがりになってしまうのです。
それは、どうしてでしょうか?
それは、『自分のことは、自分でわからない』からです。これを知っておかないと大失敗します。
自分の声を自分でわかっていないのと同じです。自分の声を録音して聞いたら、必ず違和感がありますよね。ギャップがあります。正確には、把握していないものだと自覚することが、まずは大切なのです。
「自分のことはわかっている」という思い込みは捨てることです。
そして、他人が思うあなたのスゴイところは、自分にとっては当たり前のことだったりします。
これは重要なので、順序を変えてもう一回言いますね。
自分にとって当たり前だと思っていることは、他人にとってはスゴイことだったりするのです。
つまり「本当の強みは、自分ではわからない」ということになります。
私の場合で言うと、必要に駆られて15年以上パソコンを使い続けています。でも、未だに苦手意識があります。2時間以上パソコンをしていると頭痛がしてくるのです。
ところが他のコンサルタントからは、「カウンセラーでPPC広告を出している人は見たことがない」、「自分でPPC広告を設定して運用しているなんてスゴイですね!」と言われるのです。
知人からは、「ホームページを自作したり、チラシを作ったり、パソコンの達人ですね」と言われることもあります。
でも、自分では日常で普通に使っていただけなので、スゴイなんて思ったことがありませんでした。
このように自分の強みは自分では気づけていないのです。
では、どうしたら気づけるようになるのでしょうか?
自分で自分の強みに気づけるようにするためには、過去にしてきたことを掘り起こす作業をします。
あなたの過去に強みが必ず潜んでいます。あなたが過去にやってきたことをどれだけ深掘りできるかがポイントになります。
「私には特に秀でたところはありません」というコンサル生がいました。でも、やはり強烈な強みが見つかったのです。
過去を掘り起こした時点では、過去にやってきたことが判明しただけで、他人から見て強みかどうかわかりません。
知人、友人に質問して、反応を確かめてください。その反応で少しずつ自分の強みに気づけるようになってきます。
まとめです。
見込み客にとって魅力的なあなた独自の強みを打ち出すのがキャッチコピーです。
ただし、その強みは自分では気づけていないということ。
そこで、過去にあなたがやってきたことを全部掘り起こします。
そして、知人にあなたの強みを聞いていく。こういった流れになります。
あなたの強みは独りよがりになっていませんか?
本当に見込み客の心に響く強みになっていますか?