カウンセリングの予約が入るホームページ
先日、通販WEBサイトを見ていて、そそられる商品がありました。
欲しいと思ったので、カート(買い物かご)に入れておきました。
商品をカートに入れたところまではよかったのですが、そこからがいけません。
購入するページが見当たらないのです。数分探して、購入ページをようやく見つけたのですが、そこでまた躓いてしまいました。
購入する商品は一つでよかったのですが、同じ商品を2つ購入するような表示がでていました。
購入ページでは、商品の数を変えられなくて、そこでもまた迷ったわけです。
どうもいったん削除しないといけないようです。その削除の仕方も難しいのです。
この時点で、「もういいや」という気になってしまいました。
そこまで欲しいものではなかったかな、と冷めた気持ちになったわけです。
これは、カウンセラーのWEBサイトにも全く同じことが言えます。
先ほどの通販サイトを実際の店舗(スーパーマーケット)として置き換えてイメージしてみましょう。
基本的にスーパーでは、欲しいものを買い物かごに入れていきます。
そして、レジで精算して買い物が終了するわけです。
先ほどのWEBサイトでは、買い物かごに商品を入れたけど、そこからレジが見つからないという状況なのです。
買いたいと思って、レジに向かっているのに、そのレジがないわけです。怒って帰ってしまう人もいるでしょう。
リアルの店舗であれば、店員さんがいますので、その場でレジの場所を尋ねることができます。都心の大きな電気店に行くと、店舗スペースが巨大すぎてレジがどこかわからなくなることがあります。でも、店員がいるので、やはりそこで尋ねることができますよね。
でも、ネット上なのでそういうわけにはいきません。
せっかく購入しようとしていたお客さまを《迷わせない》ことが大切です。
「そんなバカなことはしませんよ」と思われるかもしれませんが、カウンセラーのWEBサイトを見ていると、迷路みたいなサイトを見かけることがあります。
見込み客は、興味のある記事をクリックして読んでいくと、また別の記事が気になってクリックします。そうすると、もう予約ページが見当たらなくなってしまうのです。
リアルな店舗と違って、店員さんに聞くことはできません。
ですので、リアル店舗よりもわかりやすいWEB上の店舗を作っていくという認識が必要なのです。
特にカウンセラーは目に見えない商品を扱っているわけです。しかも見込み客は、問題を抱えていて元気がない状態なのです。
余計な労力は使いたくないはずです。迷ってしまうというのは、完全に余計な労力を使わせてしまっているということです。
無意識的に見込み客は「このカウンセラーは、親身になって私の悩みを聞いてくれないな。導いてくれないな」という判断をしてしまうのです。
これは非常に怖いことです。
そうならないために、見込み客が求めている情報が素早く見つかるサイト。そして、見込み客が「このカウンセラーは良さそうだ。相談してみようかな」と思った瞬間に、料金の案内や予約方法がすぐに見つかるようにしておく必要があります。
まるで、見込み客専属のコンシェルジュが案内するかのようなWEBページが理想的です。
コンシェルジュは、ホテルの宿泊客の案内や様々な要望を聞いて応えていくものです。ホテル以外でも、デパート、駅、病院、本屋等、種々の施設で活躍しています。
見込み客があなたのWEBサイトにたどり着いたときの状況・状態を想像します。見込み客に隣に、コンシェルジュ役のあなたがいて、寄り添いながら、自然な形で予約へと進めるようにしていくことです。
これを意識しているかどうかで、見込み客は「寄り添ってもらっている感覚。安心感」を感じるのです。
カウンセラー側が言いたいことだけアピールしていては、見込み客は寄り添ってもらっているとは、思えないのです。
そして、見込み客の気分が高まってきたときには、やさしく背中を押してあげて、すぐに予約ページへ行けるようにサイト作りをしておくことが大切なのです。