「記事が書けない」ウラの理由とは!?

 ■心に響く文章作成法

 

「どうしても記事が書けないです」

「なかなかライティングが上達しません」

 

弊社主催のセミナーで、このような悩みをよく耳にします。

 

「ライティングの型を学びましょう」「書くネタをあらかじめ集めておきましょう」といった教えがあります。

こういったライティングの基本はおさえているものの、やはり書けない・・・

 

なぜ、書けないのか?

その理由は・・・

 

 

「主張を変えてはいけない」と思い込んでいるから。

 

 

記事には、読み手に何を伝えたいかという「主張」が必要です。これがないと、ただの日記になってしまいます。

芸能人ならともかく、カウンセラーであるあなたは確固たる主張を記事に盛り込まないといけません。

 

カウンセラーは、学んだ心理療法の情報を自分の言葉で表現していきます。

 

知識をインプットしているときは、単純に新しい世界が知れて、嬉しいのです。

でも、記事を書くというアウトプットする段階になると、ただ単に仕入れた知識を発信するだけでは、物足りません。知識にプラスして自分の主張もいれていかなくてはいけないので、とたんに臆病になってしまいます。

 

その背景には、「自分ごときが偉そうに人様に発表していいのだろうか?」という疑問や心配が心のどこかにあるのです。

 

「確固たる主張が自分には、まだない」「もう少し自信が付いてからライティングを始めたい」という心境になるのです。

 

上の一文を読んで、「わかるわ~」って思ったあなた。

この考え方は、とても危険です。この思考法をしていたら、いつまでたっても文章が書けないのです。

 

ここで、とても大事なことをもう一度お伝えします。

先ほども少し出てきましたが、

「主張は変えてはいけない」と無意識のうちに思い込んでいないでしょうか?

 

でも、

 

「主張は変わるもの」

 

です。

 

 

むしろ主張は、変わり続けるものだと思った方がいいでしょう。

 

カウンセリングの現場では、クライアントにとって楽に生きられるように考え方を変えることをやっているわけです。

考え方が変われば、当然主張も変わります。

別段悪いことではありません。主張が変化するということは、自分が成長した証なのですから。

 

私自身、3年前の記事を読むと、「今だったらもう少し違った主張をするよな」と思うことがよくあります。

それは、少しずつ成長しているということを意味します。だから、「成長したよな」と自分を讃えておくだけでいいのです。

 

以前、おそろしく細かいところに目が届く人がいて、「前に言ってたことと全然違うじゃないですか」と突っ込んできたことがありました。

 

鬼の首をとったかのように、矛盾点を指摘してくる人もいますが、それこそ全く意味のない主張なのです。

もし、そういったことが起こったとしても、「自分の経験に合わせて、あるいは時代が変わることで、考えが変わるのが自然なことですよ」と堂々と言えばいいだけです。

なぜ変わったのか。その理由を伝えると尚いいでしょう。

 

「今の私はそういう考えなんです」と主張できる人は、今の自分を丸ごと受け止めているということです。自分を肯定している人は、成長が加速していくでしょう。

 

逆に、「主張するのが怖い」と思っていて、アウトプットできない場合は、今の自分を認めていないことになります。当然、成長も滞りがちになります。

 

時間の流れと共に、考え方も変わっていく方が当たり前なのです。

自分でも気づかないくらい、少しずつ変わっていく場合もあれば、ときには衝撃的な出来事に出くわして、180度考えが変わる場合だってあるのです。

 

自分の成長と共に主張が変わることを大前提として、今自分が思っていることを堂々と記事の中で主張していきましょう。