開業カウンセラーのための売れる文章の磨き方

 ■心に響く文章作成法
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「ヤバタさん、カウンセラーが売れるために何が必要ですか?」

 

以前の相談会の時に参加者の方から質問を受けました。

その方は、複数のカウンセラー講座に通っていて、開業しようかどうか迷っている感じでした。

 

カウンセラーは、言葉が最大の武器です。これを磨いていくことが大切なのは言うまでもありません。

ですが、目の前にクライアントがやってこないと、その武器を活用することはできません。

 

クライアントが自動的にあなたの元に集まってくるようにするには、ホームページやブログを見てもらう必要があります。

しかし、ホームページやブログを見てもらうだけでは足りません。

 

文章を読んでもらい、問い合わせてもらい、予約を取るという行動をクライアントにしてもらうことが肝心なのです。

 そのためには、人を行動させるための「文章力」が、カウンセラーが売れるために欠かせないものとなります。

 

「でも、文章なんてまともに書いたことがないので、上手に書けない・・・」

 

このように思われるかもしれません。

でも、大丈夫。初めは誰もが初心者です。

 

我々は作家を目指すわけではありません。文章で食べていくわけではないので、文章そのものを買ってもらう必要はないのです。

  

最終的に予約に導く文章を書くことができればOKです。適切に訓練していけば、そんなに時間をかけずに人を自然に動かす文章が書けるようになります。

 

カウンセリングという商品を買ってもらうという行動をクライアントにしてもらうわけです。そのために必要な文章力を磨くための訓練として最もお勧めしたいのが、通信販売のチラシやネット広告を見ることです。

 

サプリメントや化粧品、水、食品、服、靴、イス、家具といった普段日常的に目にする通販広告です。

通販広告は、「文章だけで商品を買わせる力」を持っています。文章だけで人を動かしているわけです。もちろん、写真も重要な役割を果たしますが、文章なくして商品は売れません。

 

 通販の商品を初めて買ってもらう時は、商品自体を手に取って眺めることができません。匂いを嗅ぐこともできません。商品自体の本当の良さは全然実感していないのにもかかわらず、売れていくわけです。

これって考えてみたらスゴイことですよね。

 

商品自体は使ったことがないので、本当の商品力はわかりません。だけど、買ってしまう。そういう仕掛けが通販広告には詰まっているわけです。

 

「カウンセラーと通販とでは、勝手が違うんじゃないの?」

 

そう思われるかもしれませんが、一緒です。カウンセリングも受けてみないと、本当に良いのかさっぱりわからない商品です。

カウンセリングを1回受けてもらって、カウンセリングスキル、すなわち商品力が高いことをクライアントが判断してくれたら、単純に言うとリピートしてくれるわけです。

 

通販と構造は同じですね。

 

「試してさえくれたら、商品の良さをわかってくれるはずです」と売れない通販会社が言います。

「目の前にご相談者がいたら、リピートしてもらう自信があります」と売れないカウンセラーも同じことを言います。

 

通販業者は莫大な資金と労力を広告に注ぎ込んでいます。トライ&エラーの繰り返しの末、上手くいく方法を見つけてくれているのです。

通常であれば、こちらが授業料を払って学ばせてもらうところを、なんと無料で、しかも毎日のように折り込みチラシが届けられたり、ネット広告を見たりすることができるのです。

自分のために試行錯誤して成功法則を見つけてくれたと受け取ってもいいでしょう。ですので、これからは通販広告を「すぐれた教材」だと思って、感謝しながら観察するようにしましょう。

 

そして、広告の文章に乗せられて、実際に商品を買ってみることが大切です。

一体何に心を惹かれたのか、

なぜ文章を読み続けたのか、

買うという決断に至るまでにどんな葛藤が起こったか、

いろいろとチェックをしながら読み込みます。

 

クライアントがカウンセリングの申し込みをするときも、いろいろな葛藤が起こります。その葛藤を乗り越えて、予約してくれるわけです。

 

ですので、通販の商品を買う時にあなたの頭の中でも葛藤が沸き起こり、どの文章で葛藤を乗り越えたのか、という部分もチェックしてほしいところです。

 

買い手と売り手の視点を入れ替えながら、コツコツ文章を書き続けていくことが文章上達の近道、そして成功への近道となるのです。

あなたも成功カウンセラーの道を目指してみませんか?

 

 

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