Web苦手なカウンセラーのネット集客の考え方

「パソコンが苦手なのですが、それだと開業できないですよね?」

 

セミナーで開業カウンセラーとお話ししていると、結構な確率で、パソコンが苦手、Webがだという話題になります。

あまりにも頻繁に話題に上るので、私は挨拶と同じような感じで捉えていますが、何度も繰り返し訴えてくる人や、冒頭の方のように開業にまで影響している人が中にはいます。

 

逆に「パソコンは得意です!」と自信満々で言う人は、見たことがありません。

私自身どうかというと、パソコンは決して得意ではありません。ビジネスで必要だから、なんとか使えるようにしているだけです。

 

他の人も同じようなものです。「ホームページを自作しています」「ブログのカスタマイズを自分でやりました」という人に訊いてみると、参考書やネット検索をしながら、必死でやりこんでいるのです。決して、最初からスムーズにできた人などいません。

要は便利なツールだから、使っているというだけです。たかが道具だという割り切りが大切です。

 

道具と言えば、電話だってそうです。電話が苦手だという人はいますが、必要なときは使えますよね。包丁もそうです。普段使っていない人でも、絶対に使わなければいけない場面があったら、ぎこちなくてもなんとか使っていきます。

そういう人たちにアドバイスするとしたら、「とにかく使っていけば慣れてくるよ」という言葉をかけることでしょう。

 

パソコンも一緒です。とにかく使っていく、触れていくことが肝心です。私もパソコン上で新たな作業をするときには、いつも悪戦苦闘しています。でも、何日か使っていると徐々に慣れてくるのです。

 

もし仮に絶対にパソコンは使いたくないという場合は、手書きのチラシを配ってもいいわけです。私の場合、開業当初からWEBは活用していましたが、自作したチラシを配って集客していたときもあります。必ずしも、ツールであるパソコンは使わなくても集客は可能なのです。

ですので、パソコンが苦手だから開業できない、ということは成り立たないわけです。

 

ただ、現在ではWEBを活用することで、短時間で多くの人にアピールすることが可能なのです。より便利なツールを使うか、使わないかはご自身で選べるということです。

 

見込み客に実際に会って集客したいという方には、今でもチラシ作成の指導をさせていただいています。

それと、「できるだけ紹介でやっていきたい」という人もいます。その場合も紹介を促すような名刺やチラシを作成していくことになります。

新規獲得費用が、格段に抑えられるため、紹介はその点では効率がいいので、できるだけ紹介を増やしたいと考える人もいます。

ですが、紹介のデメリットも知っておくほうがいいでしょう。デメリットとしては、自力で集客したときよりも、望んだクライアントが集まってくる率が低くなることです。

私自身、紹介で来られた方は、1回だけで終了したり、私のカウンセリングでは扱っていない人がきたりで、上手くいかないケースが出てきます。

大勢の人を集める必要があるセミナーであれば、紹介はありがたいですが、個別セッションであるカウンセリングは、向いていないケースもあるのです。

 

絶対にパソコンを使いたくない人以外は、やはり相当便利な道具ですので、どんどん活用していきたいところです。

 

「WEB集客といっても、どれをやればいいですか?」

「やはりアメブロですか?」「Facebookですか?」

WEB集客において、このようなご質問をいただくことがあります。

 

取り組む優先順位はありますが、どれをやればいいというものではなく、最も望ましいのは「全部」です。

パソコンに対して苦手意識が強い人にとっては、大変かもしれませんが、一つずつ慣れていけば、いつの間にか扱えるようになっているはずです。

 

集客において、何か一つだけをやっておけばOK、ということはありません。一つだけに絞ってしまうと、そのルートが途絶えた時、いきなりお客様がゼロになることだって考えられるのです。

SEO対策のみで頑張っている方もおられますが、私からしたらヒヤヒヤしてしまいます。一夜にして検索の順位が入れ替わり、ランク外になることもあるわけです。私は、何度か一気に順位が落ちてしまったことがあるので、その怖さを身に染みて知っています。

あるいは、ライバルが増えてくることで、いつの間にか検索順位が下がってしまっているということもあり得るのです。

今後は、カウンセラー起業をする人たちも集客の知識、SEOの知識を勉強するようになってきますので、今からその対策も考えておきたいところです。

 

見込み客は至る所に潜んでいます。その分だけ見込み客がやってくるルートは、いろいろあるわけです。いろいろあるルートを全部抑えていくというのが一番望ましいわけです。

 

さらに言えば、今主流になっている方法以外のツールはねらい目です。

主流になっているものは、情報もふんだんにネットから得られるので、とっつきやすいといったメリットがあります。その反面、ライバルもたくさんいるので、その中で勝ち上がっていくのは大変なのです。

そういう意味では、最近出始めたばかりのツールを使っていくのは、ライバルが少ないので、目立ちやすいということです。

 

見込み客目線で見ると、集客ルートはたくさんあります。見込み客が日ごろから使っているツールがあるのです。見込み客がいるところからは、必ず集客できるわけです。どこに見込み客がいるのか考えて、様々な集客ルートを確保していきましょう。

そうすることで、売上は高いレベルで長期間に渡って安定してくるのです。